仲間意識を基盤に社会性が育つよ
2022.06.18
昨日の記事でもお伝えしたかんがるー組(2歳児)さん。
困っているお友達を見かけると、サッと手伝ってくれる心の優しいこどもたちです。
この日は帰りのお支度をしていたAさんが、洗濯物袋を取ろうと四苦八苦していました。
ひもが絡まっていたのか、なかなか取れない洗濯物袋....
困っているとRさんがやってきて、「てつだうよ」と、一緒に取ってくれました。
手伝ったあと、「手伝った」と自慢することなく、
自然と自分の遊びや生活に戻っていく姿がなんとも頼もしいです。
仲間意識が育つと同時に、思いやりの心もぐんぐん育っていくようです。
誰かが困っている姿に気づき手伝う、対人知性が育っているのが分かりますね。
反対に、「困っていた時、誰かに手伝ってもらえて嬉しかった」と、
「自分の気持ちを知ること」を心内知性といいます。
対人知性と対になるもので、この二つを合わせて「人格的知性」と言います。
(人格的知性・・・対人知性+心内知性)
人格的知性が育っていると思いやりの心が育つようです。
「心の優しい子」「思いやりのある子」「自分で考えて行動する子」の基盤になるものが「人格的知性」といわれています。
こどもたちがどんな感情を持っているのか知り、その子の心に響くきっかけとなるような関りを心がけています。
大人が思った以上にこどもたちの心はグングン膨らんでいくのでこれからの成長がとても楽しみです。